札幌で失敗しない土地選びのコツと、10区のリアルな特徴
- 2026/06/26
- コラム
- 家づくり
- 住まいの悩み

目次
札幌で家づくりを考えるとき、多くの方が最初に悩むのが「土地選び」です。
私たちクマホームは地元の工務店として、毎年たくさんの土地を見てきましたが、
札幌の土地選びは本州とはまったく違う視点が必要だと感じています。
なぜなら、札幌は豪雪地帯。 夏に見た土地の印象と、
冬に暮らしたときの現実がまったく違うことが珍しくありません。
「冬の暮らしを想像できるかどうか」が、土地選びの成功を大きく左右します。
ここでは、クマホームが普段お客様にお伝えしている“本音の土地選びのコツ”と、
札幌10区それぞれの特徴をまとめてご紹介します。
冬の暮らしを基準にした土地選び
雪国の家づくりは、まず「雪」と向き合うところから
札幌で土地を見るとき、まず気にしてほしいのが前面道路の除雪状況です。
道路が狭い地域では除雪車が入りにくく、雪が道路に残りやすくなります。
※札幌市の除雪は原則として8m以上の道路幅員の市道に除雪が入ります
「朝、車が出せない」というのは、実際に多いお悩みです。
また、敷地内に雪を置くスペースがあるかどうかも重要です。
雪を置く場所がないと、毎日の雪処理が大きな負担になります。
土地の広さだけでなく、「雪の置き場」まで考えるのが、札幌の土地選びの基本です。
道路の向きと日当たり
札幌では「日当たり=雪の溶けやすさ」
南向きの道路は雪が溶けやすく、冬でも明るいので人気があります。
一方で北向き道路は雪が残りやすいものの、土地価格が抑えられる傾向があります。
ただ、クマホームとしては「北向き=悪い土地」とは考えていません。
間取りの工夫で明るい家は十分つくれますし、コストを抑えたい方にはむしろおすすめです。
地盤の強さ
札幌はエリアごとに地盤が違うので必ず確認を!
札幌は地盤の強さに差がある地域が多く、
川沿いや造成地では地盤改良が必要になることがあります。
地盤改良費は50〜150万円ほどかかることもあり、
土地価格だけで判断すると予算オーバーにつながることがあります。
土地選びでは「土地代+地盤改良費+建築費」の総額で比較することが大切です。
生活動線
冬の渋滞・通学路・買い物…暮らしを想像して選ぶ
札幌の冬は道路が狭くなり、渋滞が発生しやすくなります。
夏の印象だけで通勤ルートを判断すると、冬に大きなストレスを感じることがあります。
また、子どもの通学路が安全かどうか、スーパーや病院が近いかどうか、
車が2台停められるかどうかなど、
日常生活を具体的にイメージしながら土地を選ぶことが重要です。
クマホームが必ず見るポイント
「この土地で、良い家が建つか」を一緒に考えます
土地は買って終わりではありません。
その土地に合わせた家づくりができるかどうかが重要です。
私たちは、日当たりや風の通り、隣家との距離、雪庇や落雪の危険性など、
工務店だからこそ気づけるポイントを必ずチェックします。
土地選びの段階から一緒に見に行くことも多く、
「この土地ならこういう家が建てられますよ」と具体的にお話ししています。
札幌10区の特徴
同じ札幌でも、暮らし心地はまったく違います
ここからは、札幌10区それぞれの特徴を、クマホームの視点でわかりやすくお伝えします。
中央区
札幌の中心地で、利便性は抜群です。 ただし、円山や藻岩方面など坂が多い地域では、
冬の車移動が大変になることがあります。
地価は高く、狭小地も多いため、日当たりの確保が課題になることもあります。
北区
札幌で最も人口が多く、住宅地が広がるエリアです。
平坦な地域が多いため冬の移動がしやすいのが特徴です。
ただし、新川周辺など一部には軟弱地盤の地域もあるため、地盤調査は必須です。
南区
自然が豊かで、広い土地が見つかりやすい地域です。 その反面、雪が非常に多く、
車移動が中心となります。 山側は造成地が多く、
地盤の強さに差があるため注意が必要です。
東区
地盤が比較的安定している地域が多く、家づくりがしやすいエリアです。
平坦で暮らしやすく、商業施設も多いため生活の利便性が高い地域です。
西区
山側と市街地側で特徴が大きく異なります。
西野や平和など山側は雪が多く、坂道も多いため冬の移動が大変ですが、
自然が近く落ち着いた環境が魅力です。 琴似周辺は利便性が高く人気があります。
豊平区
平坦で暮らしやすく、子育て世帯に人気の区です。
地下鉄東豊線・南北線が利用できるエリアもあり、交通の便が良いのが特徴です。
豊平川沿いの地域では地盤に注意が必要です。
清田区
雪が多く、車移動中心の生活スタイルが一般的な地域です。
大型商業施設が多く便利ですが、2018年の地震で液状化が発生した地域もあるため、地盤調査は必須です。
厚別区
JRと地下鉄が利用できるエリアがあります。
とくに新札幌駅周辺は再開発が進み利便性が高まっています。
教育施設が多く、落ち着いた住宅地が広がる地域です。
白石区
利便性と住宅地のバランスが良い区で、地下鉄東西線が通り、
商業施設も多く生活しやすい地域です。
平坦で冬の移動も比較的楽ですが、川沿いの地域では地盤に注意が必要です。
手稲区
海側と山側で気候が大きく異なる区です。
海側は風が強く、山側は雪が多いという特徴があります。
JRの利用が便利で、札幌中心部へのアクセスが良い地域です。
最後に
札幌の土地選びは、雪・地盤・道路状況・生活動線・区ごとの特徴など、
北海道ならではの視点が欠かせません。
クマホームでは、土地探しの段階から一緒に現地へ行き、
「この土地ならどんな家が建てられるか」を具体的にお話ししています。
土地選びは難しいですが、プロと一緒なら安心して進められます。
札幌で家づくりを考えている方は、ぜひ気軽にご相談ください。









