【札幌で家づくり】窓とサッシの特徴を知って、寒冷地で快適に暮らす!
- 2025/09/24
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目次
ブログをご覧いただきありがとうございます。
北海道札幌市で注文住宅(新築)、
リフォーム、リノベーションを行っておりますクマホームです。
注文住宅を検討されている方にとって、「窓」や「サッシ」の選び方は
あまり目立たない部分かもしれません。
でも実は、寒冷地・札幌での暮らしを快適にするために、
この窓選びはとても重要なポイントなんです。
冬が長く、寒さが厳しい北海道では、断熱性・気密性が求められるだけでなく、
結露の発生を抑える工夫も必要です。
窓の性能が悪ければ、暖房効率が下がり、光熱費が高くついてしまうことも。
この記事では、窓とサッシの種類やその特徴、
札幌の気候に合った選び方を、わかりやすくご紹介します。
窓の役割と選び方のポイント
窓は、お部屋に自然光を取り入れ、風通しを良くし、
外の景色を楽しめるというだけでなく、お家全体の印象や外観にも大きく影響します。
さらに、窓の大きさや位置は、部屋の明るさや風の流れ、家具の配置にも関わるため、
間取りとのバランスがとても重要です。
加えて、使用するガラスやサッシの素材によって、性能も価格も大きく変わるので、
「何を重視するか」を早い段階で担当者と共有しておくと、家づくりがスムーズになります。
窓は「ガラス+サッシ」でできている
窓は基本的に「ガラス」と「サッシ(窓枠)」で構成されています。
建築業界では、サッシとガラスをひとまとめにして「サッシ」と呼ぶこともありますが、
選ぶ際にはそれぞれの性能や特徴を理解しておくことが大切です。
サッシの種類と特徴
寒冷地・札幌では、特に「断熱性」が重要視されます。
ここでは、代表的な4種類のサッシをご紹介します。
アルミサッシ
最も一般的に使用されているサッシで、耐久性や防火性に優れているのが特徴です。
価格も安価でコストを抑えやすいのが魅力。
ただしデメリットは断熱性の低さ。金属でできているため熱伝導率が高く、
冬場は室内側まで冷気が伝わり、結露が発生しやすくなります。
寒さの厳しい札幌では、単独使用はあまりおすすめできません。
樹脂サッシ
北海道や東北で多く採用されているのが、この断熱性に優れた樹脂サッシです。
塩化ビニール製で、熱を通しにくく、結露も発生しにくいため、
室内環境が快適に保ちやすいです。
アルミに比べると費用は高めですが、その分暖房効率が上がり、
長い目で見ると光熱費の節約につながることも。
木製サッシ
木のぬくもりを感じられるナチュラルな見た目が魅力で、
北欧風のインテリアと相性抜群です。断熱性も高く、デザイン重視の方にはおすすめ。
ただし、メンテナンスが必要なのがデメリット。
塗装の劣化や金具の不具合などが出やすく、放置すると腐食の原因にもなります。
しっかりと手入れできる方にはおすすめのサッシです。
複合サッシ(アルミ樹脂複合サッシ)
外側をアルミ、内側を樹脂で構成した「いいとこ取り」なサッシ。
アルミの強度と樹脂の断熱性を兼ね備えており、札幌の住宅にも多く使われています。
結露の問題も、最近では改善された商品が増えており、
性能・コスト・デザインのバランスが取れた選択肢です。
ガラスの種類と機能
次に、窓に使われる「ガラス」についても種類と機能を見ていきましょう。
フロートガラス(単板ガラス)
昔ながらの1枚ガラスで、透明度や明るさには優れていますが、
断熱性が低く、寒冷地の住宅には向いていません。
新築住宅ではほとんど使用されなくなっています。
型板ガラス・すり板ガラス
どちらも視線を遮りつつ光を取り入れることができるガラスで、
トイレや洗面所などプライバシーが気になる場所に最適です。
型板ガラス:凹凸模様のあるガラス
すり板ガラス:片面がさらさらとした加工で、柔らかい光が入る
網入りガラス
中にワイヤーが入っており、割れても破片が飛び散りにくく、
火災時の延焼防止にも効果があります。防火性能が必要な場所に使用されます。
機能性ガラスの種類と特徴
札幌の住宅に欠かせないのが、この「機能性ガラス」。
断熱や防犯、結露対策などに効果を発揮します。
強化ガラス
フロートガラスの数倍の強度があり、割れても細かい粒状になるため、
ケガのリスクを減らせます。安全性を高めたい場所におすすめ。
合わせガラス
2枚のガラスの間に中間膜を挟んだ構造で、
割れても破片が飛び散らず、防犯性も高いのが特徴です。
複層ガラス(ペアガラス)
断熱性の高いガラスの代表格。
2〜3枚のガラスの間に空気やアルゴンガスなどを封入することで、
外気温の影響を受けにくくします。
札幌のような寒冷地では、
「樹脂サッシ+複層ガラス」の組み合わせがスタンダードになりつつあります。
Low-E複層ガラス
複層ガラスの表面に特殊な金属膜をコーティングすることで、
さらに断熱・遮熱性能をアップしたガラス。
冷暖房効率が高まり、光熱費の削減にもつながります。
札幌市内の新築住宅では8割以上がこのLow-E複層ガラスを採用しているほど、
今や定番となっています。
部屋ごとの窓選びのコツ
リビング:大きな採光・断熱性能を重視
→ Low-E複層ガラス+樹脂サッシで暖かく、明るい空間に。
キッチン・洗面:結露・カビ防止が重要
→ 断熱性のあるサッシ+型板ガラスでプライバシーと清潔感を。
子ども部屋:安全・断熱性が必須
→ 強化ガラスまたは合わせガラス+樹脂サッシで安心・安全に。
まとめ:窓選びで暮らしが変わる!
札幌での家づくりは、寒さとの付き合い方が大きなポイント。
窓とサッシの性能をしっかり理解し、
家族のライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
特に最近は、光熱費の高騰もあり、断熱性や省エネ性能が注目されています。
何を重視するかによって、最適な窓の組み合わせは変わります。
費用だけで決めず、「快適さ」「将来のコスト」「安全性」など、
トータルで考えて選びましょう。
クマホームでは、札幌の気候に合った住まいづくりを一緒に考え、
サッシ・ガラスの選定も丁寧にサポートしています。
家づくりをはじめたばかりの方も、お気軽にご相談くださいね。
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