北海道の省エネ住宅について学ぼう!
- 2023/10/27
- コラム
- 家づくり
目次
例年、北海道も夏の暑さが厳しくなっています。
とくに今年は暑い日が続きましたよね。
ただ、今は暑さが少し恋しくなります。
すっかり秋から冬に向かっている北海道ですが、
マイホームは 高気密・高断熱で「冬暖かく、夏涼しい」が理想ですよね。
断熱性能が高いお家は光熱費を抑える地球にやさしい住宅でもあります。
家計にも環境にも優しい快適なお家を造るにはどんなことを考えたらよいのでしょうか?
最近よく耳にするZEH
ZEHとはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略。
再生可能エネルギーにより年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスの住宅のこと。
つまり、住宅性能や高効率設備機器により住まいの省エネ性を高めて 使用するエネルギーを減らし、
使うエネルギーを太陽光発電などで 自家発電し、
家庭で必要なエネルギーを自給自足できる住まい「年間の光熱費がかからない住宅」のことです。
いつから「ZEH」という新しい省エネ住宅が注目され始めたのかと言うと、
大きな要因は、2011年東日本大震災後のエネルギー事情の変化にあります。
震災後の原子力発電停止により電力不足になり、消費量を抑えることが求められました。
そこで太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーによる発電が注目されるようになり、ZEHが注目されたと言えます。
2020年時点で義務化の発表はありませが、政府は2030年までに新築住宅のほとんどをZEH住宅にしたいと考えています。
ZEHが一般的な基準となる日は遠くないと考えられます。
HEMSは知っていますか?
HEMSとは家庭内のエネルギー監理システム。
住宅のエネルギーを消費者自らが把握し、管理するためのシステムです。
2016年4月から始まった電力の小売り全面自由化により
スマートメーター(通信機能を備えた電力メータ)の普及が加速しています。
家庭内のエアコンや給湯器、照明や情報家電まで含め、
動作状態やエネルギー消費量を見える化しつつ制御を行うことで、省エネ効果を狙うのがHEMSです。
政府の「地球温暖化対策計画(案)」の中でも、家庭部門の取組みとして
「住宅そのものの省エネ化」「省エネ機器の導入」と並んで、
「徹底的なエネルギー管理の実施」が挙げられています。
HEMSが2030年までにほぼ普及することを目指すという目標が掲げられています。
ZEHとHEMSは年間の光熱費がかからない住宅を作り、そのエネルギーをコントロールすることができます。
ここ数年で進んでいるのが、様々なものがインターネットに接続され便利になっていること。
IoTの正式名称は「Internet of Thing」直訳すると「モノのインターネット」という意味です。
あらゆるモノをインターネット(ネットワーク)に接続する技術。
自動車や家電をインターネットに繋げ、より便利に活用するという試みを示す言葉です。
もうすでに現在、様々なものがインターネットに接続され便利になっています。
IoTやAI技術を活かして温暖化対策することで未来に貢献できると言う事になります。
これらは初期投資がかかってしましますが、導入後の節電効果によって回収できることもあります。
暮らしの快適性が向上する住みやすいお家は地球にもやさしい住宅です。
住宅に関するエネルギーについても考えてみませんか?