理解していますか?家の保険
- 2023/09/01
- コラム
- 豆知識
- 家づくり
目次
家の保険なんとなく加入していませんか?
賃貸物件に住んでいたころは大家さんや管理会社から言われた保険に、
なんとなく加入していた方が多いと思います。
でも、マイホームとなると自分で保険を選び、どの保険にするかも自由です。
では、どんな保険がいいのか?
そもそも何保険に入るの?という疑問も湧いてきますよね。
マイホームのための保険には主に2種類あります
「火災保険」と「地震保険」です。
それぞれ補償内容が異なるため、自分が必要と思う保険を選択する必要があります。
火災保険の補償内容は主に、火災や落雷などの自然災害のほか、破裂や爆発など
地震保険の補償内容は主に地震による火災や噴火、津波など
ここ数年は自然災害が多く、思わぬ事態に備えての保険加入はとても重要です。
でも、医療保険や生命保険の加入の際にいろいろ種類がありすぎて、
しかも手厚くするとものすごい金額になる!
もうどれにしたらいいのか大変だった!という方も多いと思います。
まず「火災保険」は、補償内容が異なるプランを保険会社がいくつか用意していて、選ぶプランによって保険料が変わります。
しかし、「地震保険」は各社共通です。
地震保険は国と民間の保険会社が共同で運営している保険のため、
補償内容も保険料も各社同じ内容となっています。
(住宅金融支援機構特約火災保険にセットする地震保険や、
他の損害保険会社で加入された地震保険の払込方法によって保険料が異なる場合があります。)
ということは、選ぶのに少し大変なのは「火災保険」です!!
火災保険は補償内容が広いため、ご自宅のメインの保険になります。
火災保険には3つのパターンがあり、
・「建物」の火災保険
・「家財」の火災保険
・「建物」と「家財」両方の火災保険
では、賃貸住まいのときは「建物」と「家財」の両方の保険に入っていたのでしょうか?
賃貸のときは大家さんや管理会社が「建物」の火災保険を契約していることが多く、入居者は「家財」の火災保険を契約するのが一般的ですので、
多くの方は家財のみ火災保険に加入していたと思います。
しかし、マイホームとなると「建物」、「家財」の両方の加入が考えられます。
火災保険は必ず入らなくてはいけないのか?
火災保険は強制加入の保険ではないので、
マイホーム購入時に必ず加入しなければいけないという事はありません。
ただ、住宅ローンを利用するためには
原則として火災保険に加入することを金融機関から求められます。
金融機関は、火災によって担保としている住宅が損害を受けた場合、
担保が失われる、または担保価値が下がるおそれがあるため、
住宅ローンの債務者に対して火災保険への加入を求めていることが一般的です。
また、住宅ローンの債務者にとっても、火災によって住宅を失ったにもかかわらず、その後も返済を続けながら新たな住まいや家財を自己資金で準備するとなると大変な負担となります。
ただ、家財は担保にならないので、火災保険「家財」の契約は任意となっています。
火災保険の補償対象・火災保険の補償内容
火災保険の補償対象
「建物」は建物本体やそれに付属する門・塀・物置・車庫など建物に付帯していて動かせないものです。
それに対して、「家財」は、家具・テレビ・冷蔵庫・洋服・カーテンなど建物の中にあり動かせるものです。
火災保険の補償内容
火災保険の補償内容火災とつくので火事だけだと思われますが、火災だけではありません。
・火災、落雷、破裂、爆発
・風災、ひょう災、雪災(豪雪、雪崩など。融雪洪水はのぞく)
・水災(台風、暴風雨など。洪水、高潮はのぞく)
・損傷・汚損(誤って自宅の壁を壊した場合など)
・外部からの衝突・落下・飛来
・集団行動による暴力行為
・盗難 なども補償の対象となります。